海南島中央部の山あいでは、リー族の人々がおよそ3000年にわたり、綿や麻を織って文様のある布を作り続けてきました。綿が中国の他の地域に伝わるよりも、ずっと前からのことです。
織りの技
黎錦(リー族の錦織)は、シンプルな腰機(バックストラップ織機)で織られます。その幾何学文様には、氏族のアイデンティティや自然、神話が込められています。豊穣を表すカエル、川、山、太陽などです。村ごとに、いわば「文様の方言」があります。
なぜ大切なのか
2009年、この伝統はユネスコの無形文化遺産リストに「緊急の保護を要するもの」として登録されました。今もわずかな数の年配の織り手たちが昔ながらの方法で布を織り続けており、若い職人たちが協同組合でその技をよみがえらせようとしています。
どこで見られる?
五指山や保亭の周辺に残る、人々が実際に暮らすリー族の村を訪れるか、海口の海南省博物館へ足を運んでみましょう。島でも有数の黎錦コレクションを所蔵しています。
あわせて読みたい 黎錦の見学には、中部高地のモデルコースやリー族・ミャオ族の文化体験ガイドを組み合わせてみてください。
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